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タンパク質を体重1kgあたり1.2〜1.5g。
この数字は目にしたことがあるはずです。しかし体重75キロなら1日90〜113g。実際に食事で確保しようとすると、想像よりかなり難しい。
この記事では、1日の総量をどう組み立てるかを実務的に整理します。食材の細かい話ではなく、足りなくなる構造の話です。
まちょすタンパク質、意識して摂ってるっす!
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エグゼ筋思い出せないなら足りていません。確保する手順は3つです。なぜ足りなくなるのか

1食あたりの量が想像より多い
1日100gを3食で割ると、1食33g。これを食材に換算すると、肉や魚で手のひら1枚から1枚半になります。
定食1食に含まれるのは、多くて25〜30g程度。普通に食べているつもりで、毎食少しずつ足りていない状態が起こります。
朝が最も落ちる
3食のうち、朝食が構造的に最も少なくなります。パンとコーヒー、あるいは抜く。この時点で1日の3分の1を失います。
そして後から取り返せません。1回の食事で利用できる量には上限があるため、夜にまとめて食べても総量は満たせない。
もう1つ、朝が落ちる理由があります。朝は判断の余力が最も少ない時間帯だからです。
身支度と移動と、その日の予定の確認。そこに「今日は何を食べるか」が入ると、優先順位の最下位に落ちます。
だから朝食は、意志ではなく仕組みで解きます。選ぶ余地を残さないほうが続きます。
会食では選べない
外食や会食では、構成が店の設計に依存します。糖質の比率が高くなりやすく、タンパク質の総量は読めません。
だからこそ自分で選べる食事で確保しておく必要があります。昼を型にする考え方はこちらの記事で扱いました。
年齢の要素も入ります。
同じ量を食べても、年齢が上がるほど筋肉の合成に向かう効率は落ちていきます。若い頃と同じ食べ方では、同じようには残りません。
これが40代以降で「食事は変えていないのに落ちる」という形で表れます。変わったのは食事ではなく、必要量のほうです。

総量を確保する3つの手順

1. 現状を3日測る
まず今どれだけ摂れているかを知ります。3日分、口にしたものを書き出すだけで構いません。
多くの人が、目標の6〜7割程度です。感覚と実際にはズレがあります。ここを見ずに足すと、過剰か不足のどちらかになります。
2. 朝に固定枠を作る
最も効くのがここです。朝に20〜30gの枠を固定すると、1日の総量が安定します。
卵2個で約12g、納豆1パックで約8g、ギリシャヨーグルトで約10g。組み合わせを1つ決めて、毎日同じにする。判断が要らなくなります。
固定枠の例を3つ置きます。どれか1つ選んで、毎日同じにしてください。
A:卵2個+納豆1パック(約20g)。調理は5分。
B:ギリシャヨーグルト+ゆで卵2個(約22g)。火を使いません。
C:鮭の切り身1枚+味噌汁の豆腐(約25g)。前夜に焼いておけます。
大事なのは量より、毎朝同じものにすることです。献立を考える時間がゼロになると、忙しい朝でも落ちません。
3. 不足分だけ補う
食事で届かない分があれば、プロテインで埋めます。順序としてはここが最後です。
先にサプリメントから入ると、食事側の設計が崩れたまま費用だけがかさみます。この点は筋力低下と栄養の関係で詳しく扱いました。
食事の準備自体が難しい場合、外部サービスを使うのも選択肢になります。
タンパク質だけ増やすと起きること
注意点を書きます。総量を追いかけるあまり、他が崩れる場合があります。
脂質を削りすぎない。ホルモンの材料になるため、極端に減らすと別の問題が出ます。
糖質をゼロにしない。日中に働く以上、燃料は要ります。調整弁として増減させるものであって、切るものではありません。
組み立ての順序は「タンパク質を決める → 脂質を確保 → 残りを糖質で調整」。この順なら崩れません。
私が3日間の記録で見ているもの
記録を出してもらったとき、私が最初に見るのは合計のグラム数ではありません。
日によるばらつきを見ます。
3日間で、90g・45g・110gという方がいます。平均すれば80gですが、この食べ方は平均値どおりには働きません。
45gの日に足りなかった分は、翌日の110gでは埋まらないからです。1回に使える量に上限がある以上、超えた分は別の用途に回ります。
平均を上げるより、いちばん低い日を底上げするほうが効きます。そして低い日は、ほぼ例外なく朝が抜けた日です。
腎機能への配慮
健康な成人において、この程度の摂取量が問題になるという明確な根拠はありません。
ただし腎機能に指摘がある方、既往がある方は別です。自己判断で増やす前に、医師に確認してください。
健康診断で数値の指摘を受けている場合も同様です。
もう1つ。食物繊維を落とさないでください。
タンパク質源を増やすと、野菜と海藻の量が相対的に減ることがあります。すると腸の側に負担が出ます。
総量を追いかけるときほど、味噌汁とサラダの枠は残しておいてください。
よくある質問
1回に何gまで使えますか
1回あたり20〜40g程度が目安とされます。それを超えた分が無駄になるわけではありませんが、効率は落ちます。
だから朝を抜いて夜にまとめる戦略は成立しません。
植物性でも大丈夫ですか
問題ありません。ただし含有量あたりの体積が大きくなるため、総量の確保には工夫が要ります。
動物性と組み合わせる方が、実行の難易度は下がります。
プロテインはいつ飲むべきですか
タイミングより総量です。1日の合計が足りているかの方が、はるかに影響が大きい。
強いて言えば、最も不足しがちな朝に回すのが効率的です。
サプリメントが必要かどうかの判定はプロテインは必要か|食事で足りる人と足りない人にまとめました。
朝に食欲がありません
固形物が入らないなら、液体から始めてください。味噌汁に豆腐と卵を落とす、牛乳やヨーグルトを飲む。噛む量が減るだけで、入る方は増えます。
出張が続くと記録どころではありません
記録は最初の3日だけで足ります。そこで自分の不足量が分かれば、以降は朝の固定枠を守るだけです。出張中は朝食の形が変わるので、ホテルの朝食で何を取るかを1つ決めておいてください。

まとめ
- 体重1kgあたり1.2〜1.5g。75キロなら1日90〜113g
- 1食33gは、肉や魚で手のひら1枚から1枚半に相当する
- 朝食が構造的に最も落ちる。そして後から取り返せない
- 手順は「3日測る → 朝に固定枠を作る → 不足分だけ補う」
- 組み立ては「タンパク質 → 脂質 → 糖質で調整」の順
- 腎機能に指摘がある場合は、増やす前に医師へ確認する
足りない原因は、意識の問題ではありません。
朝という構造的な穴が開いているだけです。そこを塞げば、総量は揃います。
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