姿勢と骨格の整え方

靴の減り方で体の使い方が分かる|左右差と重心の読み方

まちょすまちょす靴の減り方なんて、歩き方の癖っすよね!
ハムスケハムスケで、その癖はどこから来てるんです?
エグゼ筋エグゼ筋足首と股関節です。靴は、自分では見えない使い方が出ている唯一の記録です。

自分の歩き方は、自分では見えません。

動画を撮っても、撮られていると意識した時点で普段の歩き方ではなくなります。

唯一、無意識の使い方が残っているのが靴底です。

この記事では、減り方から何が読めるのかと、そこから何を戻すのかを整理します。

まず靴を並べて見る

履き慣れた靴を、底を上にして2足並べてください。左右を見比べることが目的です。

見るのは4ヶ所です。

1. かかとの外側が減っている

最も多く、ある程度は正常です。人は踵の外側から接地します。

問題は程度と左右差です。片方だけ極端に減っているなら、そちら側に体重が乗り続けています。

2. 内側が減っている

接地のあと、足のアーチが潰れて内側に倒れ込んでいます。

この状態では膝が内に入りやすく、股関節と腰で代償が起きます。

3. つま先の外側が減っている

蹴り出しで足が外に逃げています。足首の背屈が足りないと、この逃げ方になります。

足首の硬さが全身に効く話はふくらはぎが硬い人は疲れやすい理由で扱いました。

4. 全体が均等に減っている

一見よさそうですが、歩幅が狭く、足を引きずるように歩いている可能性があります。

蹴り出しが弱いと、特定の場所に荷重が集中しません。

左右差が本題

どの減り方かより、左右で違うかどうかの方が重要です。

人は必ず利き側があるので、完全な左右対称にはなりません。ただし明らかな差があるなら、片側に負担が寄り続けています。

左右差が生まれる仕組み

差は筋力差ではなく、動員の差です。使える側ばかりを使い、使いにくい側は休んでいる。

この状態で両側同時の種目をやると、強い側がさらに働いて差が広がります。体の左右差はなぜ生まれるかで扱いました。

ここで原則が割れます

ここまで「使い方の問題」として書きました。

ただし、靴を見て対処する話ではない場合があります。

医療機関で診るべき条件

  • 左右の脚の長さが明らかに違う自覚がある
  • 歩くと片側だけに痛みやしびれが出る
  • 過去に骨折や手術をした側が極端に減っている
  • 足の裏に変形やタコが強く出ている

構造的な原因がある場合、ストレッチや意識では変わりません。整形外科で確認してください。

見分け方

基準は1つです。

痛みを伴っているか。

減り方に偏りがあるだけなら使い方です。歩行時に痛みやしびれが出るなら、別の判断が要ります。

読めたら何をするか

外側が強く減っている側 → 足首を出す
かかとをつけたまましゃがむ。できないなら、つま先を壁につけて膝を壁に近づける動きから。左右差があるなら、硬い側を倍やってください。

内側が減っている → 足の指で床を掴む
立った状態で、足の指で床を掴んで離す。左右20回。アーチを支える筋肉が働きます。

つま先の外側が減っている → ふくらはぎを緩める
段差につま先を乗せ、かかとを下げる。左右30秒ずつ。

全体が均等 → 歩幅を広げる
意識ではなく、股関節の前を伸ばしてから歩いてください。縮んだままでは歩幅は出ません。

左右差が大きい → 片側ずつの種目を入れる
両側同時では差が広がります。片脚のスクワットなど、左右を分けた種目を。

靴の選び方で変わること

修理して履き続けない

減った靴底を直しても、減らした使い方は変わりません。むしろ減り方の記録が消えて、次の確認ができなくなります。

靴は3ヶ月に1回見る

定点観測が目的です。減り方が変われば、使い方が変わったということです。

可動域を戻す取り組みが効いているかの判定にも使えます。

よくある質問

インソールで矯正できますか

接地の衝撃は分散できます。ただし足首や股関節の可動域は変わりません。道具は補助であって、原因側の対処とは別です。

歩き方を意識すれば直りますか

続きません。考え事をした瞬間に元の歩き方に戻ります。可動域を戻す方が確実です。

左右で靴のサイズが違うのですが

珍しくありません。大きい方に合わせて、小さい側でインソールや靴下で調整してください。

まとめ

  • 靴底は、自分では見えない無意識の使い方が残る唯一の記録
  • 見るのは4ヶ所。かかと外側・内側・つま先外側・均等
  • どの減り方かより、左右差があるかどうかが本題
  • 差は筋力差ではなく動員の差。両側同時種目は差を広げる
  • 歩行時の痛みやしびれを伴うなら整形外科へ
  • 意識では直らない。可動域を戻す。靴は3ヶ月ごとに定点観測

靴の減り方は、癖ではありません。

体が選んだ、いちばん楽な使い方の記録です。

使い方の癖が結果を止める話はジムに通っても変わらない5つの理由で扱いました。

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