まちょす降りるとき膝が痛いんす!サポーター買うっす!
ハムスケ上るときは平気なんですよね?
エグゼ筋下りはブレーキの動作です。足りていないのは支える側の力です。上るときは何ともない。
降りるときだけ、膝の前が痛む。
この記事では、上りと下りで何が違うのかを分解します。
最初に線を引きます。以下がある場合は、自己対処より先に整形外科です。
- 膝が腫れている、熱を持っている
- 水が溜まった感じがある
- 膝が完全に伸びない・曲がらない
- 急に力が抜ける(膝くずれ)
- 安静にしていても痛む、夜間に痛む
上りと下りは別の動作
上りは「押し上げる」
筋肉が縮みながら力を出し、体を持ち上げます。
これは力の出し方としては素直で、膝にかかる負担も読みやすい。
下りは「ブレーキをかける」
体は重力で落ちようとします。それを筋肉が伸ばされながら止めている。
この伸ばされながら力を出す使い方は、同じ重さでも負担が大きくなります。筋肉痛が出やすいのもこちらです。
つまり下りは、体重+落下の勢いを、太ももの前で受け止める動作になります。

なぜ膝の前に出るのか
太ももの前の筋肉は、膝のお皿を通って脛につながっています。
ブレーキで強く引かれると、その通り道に負担が集中します。だから「膝の前」「お皿の周り」に出やすい。
そしてこの筋肉は40代以降で最初に落ちる場所です。落ちた状態で下りを繰り返すと、負担が逃げ場を失います。
下半身から先に減る話は太ももの筋肉量が代謝を決める|40代で最初に落ちる場所にまとめました。
負担を増やしている3つ
1. 足首が硬い
下りでは足首が深く曲がる必要があります。曲がらないと、そのぶん膝が前に出て負担が増えます。
足首の硬さが上に波及する構造はふくらはぎが硬い人は疲れやすい|下腿が全身の出力を決める理由で扱いました。
2. 降り方が「かかとから落ちる」
段差に対してかかとから落ちると、衝撃がそのまま膝に入ります。
3. 手すりを使っていない
手すりは高齢者のものではありません。軽く触れるだけで、下肢にかかる荷重が減ります。
今日からできること
1. つま先側から接地する
足の前側で受けてから、かかとを下ろす。ふくらはぎがクッションとして働きます。
2. 1段ずつ、ゆっくり降りる
速く降りるほど落下の勢いが増します。急いで降りた日に痛むなら、これが原因です。
3. 手すりに軽く触れる
体重を預けなくていい。触れているだけでバランスの補正が減り、膝の仕事が減ります。
4. 足首を動かす時間を1日20往復
座ったままでいい。深く曲がる角度を戻すのが目的です。
5. ゆっくり座る練習をする
椅子に3秒かけて降りる。これは下り階段と同じブレーキの使い方で、膝への衝撃が小さい。
5番目の意味は「よいしょ」と言って立ち上がるようになったら|最初に落ちる動作に書きました。
やらないほうがいいこと
- 痛みを我慢して階段を使い続ける:痛みは減らず、避ける動作だけ増える
- いきなり深いスクワットを始める:同じ負担を自分で足すことになる
- サポーターだけで済ませる:一時的には楽になるが、支える力は戻らない
- 走って鍛えようとする:着地ごとに同じブレーキが入る
サポーターは移動が多い日の道具としては有効です。常用の解決策にしない、という意味です。
鍛えているのに変わらない場合の切り分けはジムに通っても体が変わらない5つのパターンを見てください。
放置するとどうなるか
痛みそのものより、階段を避け始めることのほうが問題です。
エスカレーターを探す、2階に上がらない、外出を減らす。避けるとさらに落ち、落ちるとさらに痛む。
この循環と20年後の関係は帰省で親の歩く速さが落ちていた|それは自分の20年後のデータである、後回しになる構造は経営者の健康が後回しになる理由|第二領域に入らない構造にまとめています。
よくある質問
体重を落とせば治りますか
負担は減りますが、短期間で落とすと2〜3割は筋肉です。支える側が減ると逆効果になります。詳しくは40代・50代の20キロ減量|経営者が失敗する3つの構造的な理由。
上りも痛くなってきました
段階が変わっています。自己判断を続けず、受診してください。
ゴルフや登山は続けていいですか
下りが多い活動は負担が大きい。痛みが出る日があるなら、量を減らして様子を見てください。判断に迷うなら受診が先です。

まとめ
- 上りは押し上げる動作、下りはブレーキをかける動作で、負担のかかり方が違う
- 下りは筋肉が伸ばされながら力を出すため、同じ重さでも負担が大きい
- 太ももの前はお皿を通って脛につながるため、痛みが膝の前に出やすい
- 負担を増やすのは、足首の硬さ・かかとからの接地・手すりを使わないこと
- 対処は、つま先側から接地/ゆっくり降りる/手すりに軽く触れる/足首を動かす/ゆっくり座る
- 腫れ・熱感・膝くずれ・夜間痛があれば受診が先
- 痛みより、階段を避け始めることのほうが問題
降りるときだけ痛いなら、足りていないのは支える側の力です。
自宅でできるチェック方法をお渡ししました。チェックの次は、結果に応じて「何を優先するか」です。その判定と対応を、無料レポートで書いています。
無料レポート
賢い経営者ほど、なぜ身体づくりで失敗するのか
―情報を集めるほど遠ざかる、逆説の正体
内容を確認してから受け取れます/15分で読めます